TOPHEISEI Diary 【教員ブログ】3月ラジオ出演
2023年3月16日
鍼灸師科
こんにちは、鍼灸師科の濵田です。
3月に入って寒さもひと段落、どんどん暖かくなってきましたね。
今月もラジオ大阪の「こおり健太 夢・種まきタイム」、
毎月第4金曜日16:30からの放送健康相談コーナーの収録行ってまいりました。
収録前にこおり健太さんの健康相談コーナーがあったり、
あがり症の人にお勧めのツボの話が出たり、
オフレコタイムも飛び交う情報量が盛りだくさんでした。
今回の健康相談では同じようなお悩みを複数の方から頂いて、
「確かにこの悩みは多いやつ・・・!」ということで回答させていただきました。
仕事や家事で立ちっぱなしで腰が痛いという皆さんあるあるの悩みがテーマです。
今月の放送は3月24日なので普段は授業中でラジオを聞けないという学生さんも
ぜひ聞いてみて下さい。
テンションが上がると超早口になる2人であれもこれも伝えようと頑張りました!
鍼灸師科では体の基本的な働きは「生理学」という科目で勉強します。
病気について学ぶ「病理学」「臨床医学各論」といった
国家試験に出題される科目だけでなく、平成医療学園の鍼灸師科では
多くの患者様を悩ませる「痛み」を感じるメカニズム・痛みを
緩和する仕組みについて深く勉強するための「痛み学習」
という集中授業が設けられています。
患者様のお悩みに応える鍼灸師になるためにもしっかり勉強してくださいね。
同じ姿勢を続けていると、血液の流れが滞ります。
そのためケガをしているわけでもないのに痛みを感じるようになります。
動いていなくても(むしろ動いていないからこそ)姿勢を保つための筋肉が
緊張しっぱなしになってしまうのが原因の一つ。
筋肉の緊張を緩めるためにこまめに体を大きく動かすよう意識したいものですね。
今回のラジオ収録では腰痛治療の超メジャーなツボを紹介させていただきました。
鍼灸師科の学生さんなら場所だけでツボの名前がわかるかな?
まずは第4腰椎棘突起の高さで後正中線の外1寸5分。
位置は背中側で骨盤の一番高いところを結んだ線の高さでこれをヤコビー線といいました。
次に第2腰椎棘突起の高さで後正中線の外1寸5分。
位置は一番下の肋骨の高さを結んだ線の高さがちょうど第2腰椎の棘突起の高さになりますね。
一つ目のツボは大腸兪、2つ目のツボは腎兪です。
ツボを指で押すのではなく脱力して、ツボを押さえてる指に体重を預けるよう
側屈・後屈しながらゆっくり深呼吸をすると指が筋肉の深いところにあたります。
鍼を打つ時にも鍼を無理やり押し込んだりせずに患者様には力を抜いていただいて、
呼吸に合わせて鍼の操作をすることで気持ちよく響く施術ができますよ。
今回はじっとしているせいで痛くなる腰についてのお話でした。
暖かくなると急に動き出したくなるものですが、
気候の変化に体が追い付いていない時は思わぬケガをしてしまったりします。
運動を始めよう!と思った方は無理なく少しずつ運動の強度を上げるようにして下さいね。